はじめに|「本当にいい会社なのに…」という違和感
「うちは、本当にいい会社なんです」
この言葉を、私はこれまで何度聞いてきたでしょうか。
福島市で生まれ育ち、地元の企業さんと長く仕事をしてきた中で、多くの経営者の方が、同じように話してくれました。
実際に話を聞けば、
- 社員を大切にしている
- 技術もあり、経営も安定している
- 地域からの信頼も厚い
胸を張って「いい会社」だと言える企業ばかりです。
それなのに、
なぜか採用だけがうまくいかない。
動画も作った。発信もしている。
でも、思ったように応募が来ない。
この違和感。
実は、とてもよくある話です。
そして私は、こう考えています。
“いい会社”ほど、採用動画が伝わりにくい構造を持っている。
今日はその理由を、少し掘り下げてお話しします。
理由①
「当たり前」が多すぎて、言葉にならない
長く続いている会社ほど、
大切にしている価値観が、日常に溶け込みすぎています。
- 社員同士で助け合うのは当たり前
- 真面目に仕事をするのは当たり前
- 地域を大切にするのは当たり前
社内では、誰も疑問に思わないこと。
でも、外から見る人にとっては、「知らなければ、存在しないのと同じ価値」です。
採用動画でよく聞く言葉に、
「働きやすい職場です」
「アットホームな会社です」
がありますが、
これだけでは、ほとんど何も伝わりません。
なぜなら、
“どんな場面で、誰が、どうしているのか”が見えないから。
いい会社ほど、
「わざわざ言わなくても分かるだろう」と思ってしまう。
でも、求職者には、その前提がありません。
ここに、最初のズレがあります。
理由②
採用動画が「会社の説明」になってしまう
伝わらない採用動画の多くは、
気づくと“会社紹介動画”になっています。
- 事業内容
- 沿革
- 制度
- 数字
- 実績
どれも大切な情報です。
ただし、それは会社側が伝えたいこと。
一方で、求職者が本当に知りたいのは、
「ここで働く自分は、どんな毎日を送るのか」
「ここで働いて、幸せだろうか」
という、もっと個人的で感情的な問いです。
説明は理解できても、
感情が動かなければ、人は応募しません。
“正しい情報”と“伝わる情報”は、
必ずしもイコールではないのです。
理由③
主語が「会社」になってしまっている
採用動画を見ていて、
こんな言葉が続くことがあります。
「当社は〜」
「弊社は〜」
「私たちは〜」
情報としては間違っていません。
でも、視聴者はだんだん置いてきぼりになります。
伝わる採用動画は、主語が違います。
- あなたが入社したら
- 最初は、こんな不安があると思います
- でも、こんな先輩がいます
- こんなふうに、一日が終わります
常に、相手を主語にして話している。
この違いは、とても大きい。
「自分の話だ」と感じた瞬間に、
動画は初めて“意味を持つ”のです。
採用動画で本当に伝えるべき3つのこと
“いい会社”ほど、
次の3つをそのまま伝えるのではなく、
求職者の目線に“翻訳”する必要があります。
① 仕事のリアル
やりがいだけでなく、大変さも含めて。
きれいごとだけでは、信頼は生まれません。
② 人間関係の空気
誰と、どんな会話をしているのか。
どんな距離感で、仕事をしているのか。
③ ここで働く意味
なぜ、この会社に残っている人がいるのか。
辞めずに続けている理由は何なのか。
これらが伝わったとき、
会社の良さは初めて
「他人事」から「自分事」に変わります。
まとめ|採用動画は「良さを並べるもの」ではない
採用動画は、
会社を良く見せるためのものではありません。
「ここで働く自分」を、想像してもらうためのものです。
もし今、
「いい会社なのに、なぜか伝わらない」
「頑張っているのに、反応がない」
そう感じているなら、
会社が悪いわけでも、魅力が足りないわけでもありません。
ただ、
伝え方の順番が、少し違っているだけ。
私たちは、そうした会社の“翻訳”をする立場で、
これからも地域の企業さんと向き合っていきたいと考えています。
売り込むための動画ではなく、
理解してもらうための動画へ。
そこから、採用は静かに、でも確実に変わっていきます。
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