――中小企業の映像が伝わらない本当の理由
はじめに|なぜ「かっこいい動画」ほど成果が出ないのか
みなさんこんにちは、フォーカスの三津間です。
「とにかく、かっこいい映像を作りたいんです」
これは、映像制作の現場でよく聞く言葉です。
もちろん、クオリティの高い映像を作ることは大切です。
映像が粗かったり、雑だったりすれば、信頼感は生まれません。
しかし実際には、
“かっこいい映像を作ったのに、反応がない”
というケースが後を絶ちません。
なぜでしょうか。
答えはシンプルです。
多くの映像は「かっこよさ」はあっても、
見る人の気持ちに寄り添う“共感設計”が抜け落ちているからです。
映像の目的は「感心」ではなく「自分事化」
映像を見たあと、
- 「すごい映像ですね」
- 「きれいですね」
と言われることがあります。
これは、決して悪い反応ではありません。
ただし、それだけで終わってしまう映像は、
ビジネスとしては弱いのです。
なぜなら、
感心はしても、
「自分に関係ある」とは感じてもらえていないから。
中小企業の映像に本当に必要なのは、
「すごい」よりも
**「わかる」「自分もそう感じる」**という感情です。
この“自分事化”を生む設計こそが、共感設計です。
共感設計とは「相手の気持ちから逆算すること」
共感設計とは、
伝えたいことを一方的に並べることではありません。
- 誰が見るのか
- その人は、どんな不安を抱えているのか
- 何に迷い、何を知りたいのか
相手の感情から逆算して、映像を組み立てることです。
たとえば採用動画であれば、
求職者が本当に知りたいのは、
- 自分はこの会社でやっていけるのか
- どんな人たちと働くのか
- 失敗したとき、どう扱われるのか
こうした「言葉にしづらい不安」です。
共感設計とは、
その不安に先回りして寄り添うことでもあります。
なぜ“かっこよさ重視”の映像はズレてしまうのか
かっこよさを重視しすぎると、
映像は次のような方向に傾きがちです。
- 抽象的なコピーが多くなる
- 映像演出が前に出すぎる
- 会社側の言いたいことが中心になる
結果として、
「誰のための映像なのか分からない」
状態になってしまいます。
特に地域密着の中小企業の場合、
都会的で洗練された演出をそのまま真似すると、
かえって“距離感”が生まれることも少なくありません。
共感を生む映像に共通する3つの設計ポイント
① 完璧な言葉より「実感のある言葉」
共感される映像には、
立派なフレーズはあまり出てきません。
代わりにあるのは、
- 現場で実際に使われている言葉
- 少し不器用でも、本音がにじむ表現
社員が話す一言、
作業中の何気ない会話。
そこにこそ、信頼は宿ります。
② 成功より「日常」を見せる
共感は、
成功ストーリーよりも
日常のリアルから生まれます。
- 忙しい日の空気
- 失敗したあとのやり取り
- 当たり前に繰り返されている仕事の流れ
こうしたシーンがあることで、
見る人は「自分がここにいる姿」を想像できます。
③ 説明しすぎない「余白」
すべてを言葉で説明しようとすると、
映像は重たくなります。
共感設計では、
あえて語らない余白をつくります。
- 表情
- 間
- 音
映像ならではの要素を活かすことで、
見る人が“感じ取る”余地が生まれます。
フォーカスが大切にしている考え方
私たち株式会社フォーカスは、
映像を「目立たせるための道具」ではなく、
企業の価値を正しく伝えるための翻訳装置だと考えています。
だからこそ、
撮影や編集の前に、
必ず「誰に、何を、どう届けたいのか」を整理します。
共感設計ができていれば、
派手な演出がなくても、
映像はしっかりと心に残ります。
まとめ|映像で伝えるべきは“すごさ”ではない
映像で本当に伝えるべきなのは、
会社のすごさではありません。
- どんな想いで仕事をしているのか
- どんな人たちが集まっているのか
- なぜ、この場所で続けているのか
そうした部分に共感が生まれたとき、
映像は「見るもの」から
**「関わりたくなるもの」**へと変わります。
共感設計から考える映像相談
もし、
「今の映像、きれいだけど反応がない」
「何を変えればいいか分からない」
と感じているなら、
映像を作り直す前に、
共感設計の整理から始めてみませんか。
株式会社フォーカスでは、
地域企業・中小企業の想いを丁寧に言語化し、
伝わる形に翻訳するお手伝いをしています。
まずは、
どんな人に、どんな気持ちを届けたいのか。
その話を聞かせてください。
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