みなさんこんにちは
フォーカスの佐々木です
さて、今回のデザインの強化書のテーマは「色を知る」
例えば子どもの頃、国語・算数・理科・社会は何色のイメージだったでしょうか。怒った時、悲しい時を色で表すと?リラックスできそうな色は…

といったように、色は人々に様々な影響を与えています。
資料やwebなどのデザインをする際には、見た人に与える印象や見やすさなどを考慮し適切な色を選択することが大切です。
今回のデザインの教科書第3章では、色のキホン「三原色」について話していきます!
イメージした通りの色使いができるよう、まずは色を知るところから始めていきましょう!!
光の三原色と色の三原色
みなさんは「光の三原色」と「色の三原色」を知っていますか?
実は皆さんが本やポスター、テレビやスマートフォンで見ている色は大きく分けて2種類に分類されています。それが「光の三原色」と「色の三原色」です。


光の三原色(RGB)
「光」と言われたら何を思い浮かべるでしょう?例えば太陽。

太陽は赤やオレンジや黄色で描かれる場合が多いですが、実際に見てみると白っぽく見えますよね。
実は太陽を含めた「光」というのは3色の光を混ぜ合わせてできたものなのです。

3色の光とは、「赤(Red)」「緑(Green)」「青(Blue)」でできており、これら「光の三原色」と呼びます。また、それぞれの頭文字をとって「RGB」と表現されることもあります。
「光の三原色」を重ねると最も明るい色「白(White)」になり、逆に光がなくなると暗い色「黒」になります。
「光」つまり今皆さんが見ているこの画面も、テレビも、この三原色によって映し出されているのです。
色の三原色(CMYK)
パソコンやスマートフォンで作ったデザインを印刷してみると、思っていた色と違っていたという経験をした人はいますか?
実は私もデザインを勉強する前、なぜだろうと疑問に思った経験があるんです。
本やポスターやチラシなどの印刷物は、光ではないため「光の三原色」とは違った仕組みで色を表現しています。それが「色の三原色」です。

「色の三原色」は、印刷用のインクや絵の具などに利用されており、「シアン(Cyan)」「マゼンタ(Magenta)」「イエロー(Yello)」に加え、「ブラック(Key plate=黒/墨)」で表現されています。またそれぞれの頭文字をとって「CMYK」とも呼ばれています。
「色の三原色」を重ねると「ブラック(Key plate=黒/墨)」になり、何も重ねていない状態だと「白」になります。
RGB・CMYKはカラーペースが違う!
RGBとCMYKでは、再現できるカラースペースが異なります。

上の図を見るとRGBでは再現できるものでも、CMYKでは再現できない領域があることがわかります。
そのためRGBで作られたデータを印刷すると、CMYKで再現できない色が別の色に置き換えられ、イメージしていた色ではない色になってしまいます。
だからの冒頭で記載した、「パソコンで作ったものを印刷した時に少し色が違った」という現象が起きてしまった訳です。

比較すると違いがよく見えますね。
カラーモードを設定する
ディスプレイに映すようなものに関してはRGB、印刷物の場合はCMYKの色領域で作成する必要があることがわかりました。
Adobe社の「Photoshop」「Illustrator」では設定の変更・確認をすることができます。設定方法は以下の通りです。
Adobe Photoshop
①カラーモードを変更したいファイルを開く
②上部「イメージ」のタブ
③「モード」より設定の変更が可能

Adobe Illustrator
①カラーモードを変更したいファイルを開く
②上部「ファイル」タブ
③「ドキュメントのカラーモード」より設定の変更が可能

また、作成中に設定を変更すると色が変わってしまい、再度色直しをしなければいけなくなるため、ファイルを作成する段階からカラーモードを合わせておくと良いでしょう。

まとめ
おそらく皆さんが「RGB」「CMYK」を身近に感じるのは、ディスプレイ上で作成したものを印刷する時かと思います。何に表示させるのか的確に判断し、カラーモードを変更するようにしましょう!
さて、今回は「三原色」について話をしてきましたが、「色」はこの三原色の原理だけで成り立っているわけではありません。
実はこの世の中に存在する膨大な色は3つの属性から成り立っているんです。
次回のデザインの教科書もお楽しみに!
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この記事を書いた人

- ビデオグラファーの佐々木です。
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