大寒波で寒い日が続いてますね、フォーカスのミツマです。
ここ福島でも-9℃と、とてつもない寒さで事務所の水道管が凍り、水が出なくなっております。まだまだこの寒さが続くそうです。
この季節になると、私たちカメラマンにとって厄介な現象が起こり始めるんです。
そのお話を少し。
結露でレンズが真っ白
冬場の撮影で大変な思いをするのがレンズの結露。
寒い外での撮影の後、暖房の効いた室内に入った瞬間、レンズが真っ白になり、撮影が進まない. . . 。
そんな事が起きてしまいます。
これは、冬場の窓ガラスに水滴がびっしり付いている事がありますよね。この現象と同じことです。暖かい空気の中で、水蒸気が冷えたレンズに触れ、水滴ができてしまうんです。
真冬でなくとも、星空の撮影の際に暖かい日中から、急激に冷え込んだ夜などに同じ現象が起こることもあります。

結露がレンズやカメラの故障に繋がる?
レンズの結露は、撮影に支障をきたすだけではなく、カメラやレンズの故障に繋がる事があります。
結露によるカメラ、レンズの主な故障は以下が挙げられます。
金属部の腐食
結露をそのままにしていると、金属部の腐食が発生する場合があります。
特にカメラとボディ部のマウント部が腐食してしまうと、接点異常などが起き、撮影のトラブルにつながります。
カメラ内の回路ショート
カメラ内部には、多くの電気回路が存在します。
結露した水滴が回路まで達してしまうと、ショートしてしまう可能性があります。レンズのマウント部に電子接点があるものは注意が必要ですね。
カメラ本体とレンズのカビ
結露によってカメラやレンズ内に付着していたホコリに湿気が帯びると、カビが発生する場合があります。
レンズにカビが発生してしまうと、写真や映像が白く曇ってしまいキレイに撮影ができなくなります。カビがひどい場合はクリーニングが必要になります。
カビや不具合など出る前に、セルフメンテナンスを行うことも必要ですね。
カメラ、レンズの結露対策は?
カメラやレンズは、多くの電子回路で構成されているので、結露による水滴は大敵です。それはわかっていても、冬場の撮影や屋外撮影は仕事柄付き物です。
それでは、結露の対策をいくつか挙げてみましょう。
急激な温度変化を避ける
急に寒い屋外から、暖かい室内に入るのではなく、一旦空調の効いていない部屋に置くなど、徐々に暖かい温度に慣れさせる。そうすることにより、急激な温度変化が起こらず結露の防止になります。
レンズヒーターを使う
どうしても室内の撮影をすぐに撮影を行いたい場合は、前もって屋外の撮影時にレンズヒーターを使用し、レンズを温めておく。レンズを温めておく事で急激な温度変化が避けられ、結露の防止になります。
こちらは私たちが使っていうレンズヒーター。
レンズに直接巻き付けて使用します。冬場の撮影には必須アイテム。


カメラやレンズをタオルで覆う
カメラ本体やレンズをタオルで覆うと、断熱材の役目をしてくれるので、温度変化を緩やかいしてくれます。カメラやレンズを守るために、冬場の撮影はタオルを忘れずに持って行きましょう。
ドライヤーを使えば良いのでは?
冷えたカメラやレンズを温める事で結露を防止できるのであれば、ドライヤーで一気に温めてしまえば良いのでは!?
という方も多いと思いますが、これはあまりオススメできません。
カメラやレンズの種類によりますが、冷えているレンズに高音の風で急激に温めてしまうと、レンズの歪みなど発生させてしまう可能性もあります。
(応急処置としては最適なのですが. . . 。)
広告会社の私たちはどうしているか?
最後に、私たちは仕事柄、寒かろうが暑かろうが撮影は常にあります。
私たちが行なっている結露対策は、スケジュール(香盤表)をしっかり立て前もって行動すること。
屋外の撮影の後どのタイミングで室内に入るのか、次のカットまでどのくらい時間があるのか、レンズヒーターをつけるタイミングはいつなのか。


こういった一つひとつの行動が、最終的には結露防止に繋がっているのだと思います。
雪景色の撮影は大変ですが、カメラマンにとっては良い作品を残す瞬間でもあります。
前回のコラム、「季節の変わり目を捉える」でもお話ししましたが、福島県には綺麗な四季があります。
皆さんも結露対策をしっかりして、冬場の撮影をお楽しみください!!
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この記事を書いた人

- 代表
- 1981年06月17日生まれ
血液型 O型
ダイエット歴10年 未だ体重が減らず
かわいい子供が3人おります。(三姉妹)
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