意外と知らないリブライディングとは？

こんにちは、フォーカスの三津間です。

先日、クライアントとブランディング動画制作の制作打ち合わせをしていた際、『リブライディングって流行っているけど、ブランディングと何が違うの？』質問を受けました。これは言葉は似ていますが、全く違うものなんです。

ということで、今日は「ブランディング」「リブライディング」の話をしたいと思います。

■ブランディングとリブライディング

そもそも、ブランディングとリブライディングは、広告やマーケティングのコンテキストで異なる概念であり、それぞれ以下のような違いがあります。

■定義と目的

ブランディング（Branding）：ブランディングは、企業や製品、サービスなどのブランドイメージを構築・強化するための戦略的なプロセスのこと。ブランドのビジョン、使命、価値観、パーソナリティなどを明確にし、ターゲットオーディエンスに対して特定の印象や感情を与えるようにデザインをします。ブランディングには、ロゴ、カラーパレット、スローガン、そして最も大切なブランドのストーリーなどが含まれます。
リブライディング（Rebranding）：リブライディングは、既存の広告やコピーを改善し、より効果的にするためのプロセスです。リブライディングは、広告の成果を向上させることを目的として行われます。コピーの言葉の選び方、文法、トーン、コンテンツの構成などを改善して、より魅力的かつ効果的なコンテンツを作り出します。

というように、ブランディングとリブライディングは目的が全く違うものなのです。

■対象と範囲は？

ブランディング：ブランディングは、主に企業全体や製品・サービスのブランドイメージを広く構築・管理することに焦点を当てます。ブランディングのプロセスは、ブランドのコンセプトやポジショニングを決定し、一貫性のあるブランドのビジュアルやメッセージを展開することに関わります。
リブライディング：リブライディングは、特定の広告やコピーに焦点を当て、その特定の要素を改善することに重点が置かれます。広告キャンペーンやウェブサイトの特定のコピー、バナー広告、ランディングページなど、特定のコンテンツを対象にして行われます。

■頻度は？

ブランディング：ブランディングは、ブランドの基盤を築くために一度の大きな取り組みとして行われることが一般的です。ブランディングは、企業の設立時や大きな方向性の転換時、新しい市場参入時などに行われることがあります。
リブライディング：リブライディングは、定期的な広告の見直しや改善が必要になった際に、よく行われます。広告のパフォーマンスが低下したり、新しいターゲットオーディエンスに合わせてコピーを最適化する必要がある場合などに行われます。

総括すると、ブランディングはブランドイメージを構築し、企業や製品の総合的な印象を形成する戦略的なプロセスであり、一方、リブライディングは特定の広告コピーを改善することによって広告の効果を高めるためのプロセスです。

このように、似たように聞こえますが、ブランディングとリブライディングではまったく違うものです。

リブライディングは、広告やコピーの効果向上、ターゲットオーディエンスの変化への対応、ブランドの再ブート、競合他社との差別化など、企業の成長やブランドの発展にとても大切なものです。

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